占い

助手「（浮かない顔）」

博士「自殺はやめとけ、無能な方が生きるのは楽じゃ。」

助手「そんなこと考えてません」

博士「なんじゃ、また落ちてるパンを食べたのか」

助手「食べてません。」

博士「じゃぁなんでそんな辛気臭い顔をしとるんじゃ。」

助手「今日の占いってテレビでやってるんですけど、今日は最悪らしいんです。何もしない方がいいって言ってました」

博士「馬鹿馬鹿しい。」

助手「それが、よく当たるんですよ。この前も電車でトラブルがあるから注意してって言われたんですけど」

博士「なんじゃ、痴漢でもしたか。この恥知らずが」

助手「違います。止まったんですよ。３分も」

博士「なんじゃ３分くらい。」

助手「だから今日は何もしません」

博士「まるでいつもは働いているかのような口ぶりだな」

助手「いろいろやってますよ。お菓子食べたり、お茶飲んだり」

博士「・・・・・・・・鮎って知ってるか？」

助手「知ってますよ。浜崎あゆみでしょ。」

博士「違うわい。魚の鮎じゃ」

助手「はじめから魚のってつけてください」

博士「何で鮎は占うと書くか知っとるか？」

助手「知りません。何故ですか？」

博士「よく聞けよ。昔の人は鮎が釣れるか釣れないかで物事を占ったのじゃ。釣れれば豊作とかな。」

助手「へぇ～釣り名人がいると毎年豊作になっちゃいますね」

博士「そうじゃ。占いなんてその程度と思えばよいのじゃ」

助手「・・・・・・・・・・そうですね。じゃ、お菓子食べよう」

博士「働けっ！！」