香水

博士「ん？なんか、いい臭いがするのぉ」

助手「気づきましたか。今日から香水変えたんですよ」

博士「なんじゃ、自分の豚骨臭さに気づいたのか？」

助手「誰が豚なんですかっ。違いますよ。モテ香水を買ったんです」

博士「モテ香水？？」

助手「そうです。今日からモテモテです。」

博士「また騙されておるのかぁ」

助手「有名芸能人もつけてるすごいの買っちゃいました」

博士「そんなものでモテモテになるなら、日本中モテモテじゃろ」

助手「限定販売なんですよっ。限っ定っ」

博士「情けない。よく聞け。男は心じゃっ。内面をまずは磨けっ」

助手「磨きすぎで削れてきてますよっ、もう磨いたので次は香水です」

博士「臭いで人を好きになるわけがないじゃろっ。目を覚ませ」

助手「そう言いながら、僕に近づいてきてるじゃないですか」

博士「あれ？変だな？いつもは少しでも離れていたいのに」

助手「なんだ？爺も寄ってくるのか？不安だなぁ～そういえば電車でも男がたくさん自分の周りにいたなぁ」

博士「そりゃ満員電車に乗ってくるから当たり前じゃろ」

助手「ちょっと女の人がいそうな場所にいって実験してきます。」

博士「おい、それより、頼んでおいた仕事はどうした？今日が締め切りなんだぞ」

助手「今忙しいので、後でやりますっ。行ってきます」

博士「・・・・あいつ仕事を何だと思ってるんだ・・・・」