財布

博士「おかしいのぉ」

助手「どうしたんですか？」

博士「財布を落としたようなんじゃ」

助手「たいへんじゃないですか。カードなんかは入ってなかったんですか？」

博士「・・・・お前が犯人だな」

助手「なんですかいきなり」

博士「カードが入ってることを知ってるなんておかしいじゃないか」

助手「普通入ってますよ。そのほかにはジャムやマーガリンなども」

博士「・・・・・・でわしの財布はどこだ？今なら許してやってもいいぞ」

助手「ぼくがそんなお金に困ってるように見えますか？」

博士「（じっくりと助手を見て）・・・・頭悪そうじゃなぁ」

助手「関係ないでしょ」

博士「さぁ早くだせ！吐いて楽になれ、カツ丼をとってやるから、御代は自分で払えよ」

助手「あっそういえば」

博士「なんだ思い出したのか？」

助手「いや、おなか減ったなぁと思って」

博士「お前は食べること意外に才能はないのか、あぁ無能な助手を持つと不幸だ。犬のほうがまだマシだ」

助手「じゃぁおなか減ったんで、ぼくそろそろ帰ります」

博士「あれ？そのズボンのポケットに入ってるのは、わしの財布じゃないか？」

助手「あ？これですか？これ僕のですよ。ほらジャムとマーガリンも入ってる。」

博士「・・・・・・・（あっ、なんと自分のポケットに入っとる）」