年賀状

博士「そろそろ研究室から、お世話になった人への年賀状を準備する時期なったな」

助手「博士、提案なんですが、メールでいいと思いませんか？」

博士「まぁ、それでもいい相手もいることは確かだが、少しでも手書きをすることが相手への敬意をあらわしているとわしは考えているから、わしが死ぬまでは年賀状を出させてもらうぞ」

助手「そうですか、わかりました。では私が年賀状を購入してきますね」

博士「わかってくれたか。ありがとう。じゃぁ昨年同様３００枚頼むぞ。わしは印刷準備をしておくからな」

助手「博士、お金をお願いします」

博士「おぉ、そうじゃった。では１５０００円な」

～３０分後～

博士「遅いなぁ、あいつは何をしとるんじゃろ」

助手「博士っ買ってきましたっ」

博士「おぉまっとったぞぉ」

助手「はい、年賀状」

博士「？？？？やけに少なくないか？」

助手「いえ、きっちり３０枚ありますよ」

博士「３０枚？３００枚頼んだだろ」

助手「だからぁ、手書きで相手に敬意を示す人数を考えたら、この程度になったんですよ」

博士「・・・・・ところで、なんでそんなにたくさん煎餅もってきたんじゃ」

助手「私は３００枚必要だったので」

博士「・・・・・・・」